9月14日付の外食日報は

●外食企業の「業界内コラボ」増える

外食企業が他の外食企業や外食チェーンとのコラボレーション企画を実施する事例が増えている。コラボによって自社にはない専門性の高いメニューを導入したり、コラボ相手の知見を活かした商品開発などに取り組む動きだ。コロナ禍で時短営業などを要請されている外食企業ではこれまでにない売上拡充策が必要とされるケースもあり、普段は競合にもなり得る外食企業同士のコラボ企画がどういったプラス効果を生み出すか注目だ。新たな企画に乗り出す企業のほか、企画の進展がみられる企業もある。

●「なか卯」がうどんとおかずの「うどん弁当」に参入

ゼンショーホールディングス傘下のなか卯は丼ぶりと京風うどんの「なか卯」で、うどんのテイクアウト限定商品の新カテゴリーとして〈なか卯のうどん弁当〉を企画した。16日から3品を発売する。これまでうどんのテイクアウト商品はセパレートでつゆを付けたうどん単独の内容だったが、おかずも加えて四角い容器に収めた、弁当仕立ての商品も投入する。

●「まん延防止」下での各地の時短要請状況は

政府は、新型コロナウイルス感染拡大防止に関する緊急事態宣言と「まん延防止等重点措置」の期限を30日までに延長するとともに、適用エリアを変更した。同時に、ワクチン接種が進んだ状況での行動緩和の考え方も発表。飲食店は、ワクチン接種歴もしくは検査が陰性だった場合、第三者認証を活用して緊急事態措置などでも営業時間や酒類提供時間の延長や、会食時の人数制限などを緩和する考えを示した。詳細は実証実験を経て決められる。