9月15日号の日本外食新聞は

★外食産業を動かす人々

自分がおいしいと思うものだけ提供
無欲経営で模倣される繁盛店に発展

 フリークス 代表取締役 松田 光弘 氏

■9月15日号の主な内容

★トップ記事

居酒屋JAPAN2021 セミナー再録
京都・居酒屋《あんじ》の事例/コロナで既存商いがオールリセット!!
この危機とどう対峙しているのか?

コロナ禍の中、2021年7月6・7の両日、大阪南港ATCホールで開催された第4回「居酒屋JAPAN2021」のセミナーでは、多くの飲食店経営者が業界を襲った未曽有のコロナ禍を通して、新たに気づいたビジョンや想いを披露した。そんな中から今回は、京都で「漁港直送海鮮酒場 あんじ」を展開するあんじの中谷安志社長が、20年間でさまざまな業態を作り、また閉店してきた紆余曲折の半生を語るとともに、コロナを機に気づいた今後の飲食業界が向かうべき方向性について熱く語った。このタイムリーな経験談を回すコーディネーターは元ぐるなびで、現在は飲食店向けのセミナー監修やコンサルティングなどを手掛けているケーススタディの荒井静雄さんだ。

◇◇◇

荒井静雄(以下、荒井) 今回は中谷さんのこの20年近い飲食業人生を踏まえて、これからどうしていくのかをお聞きします。まずは、初代会長であったTSUBASU会の説明をお願いします。

中谷安志(以下、中谷) 京都には「餃子の王将」や「天下一品」などの名だたる大企業があり、一方で1、2店舗経営のオーナーさんも多いが、その中間が少なかった。その少ない層の個性豊かな経営者がまとまって情報交換しようとの想いで始めた会だった。

荒井 そこで中谷さんが初代会長となり、京都のミドル層の交流に尽力しました。本題に入る前に、2014年、子供達とギネス挑戦とはどういうことですか。

中谷 実は、京都の亀岡市や宇治市では花火大会を開催しているが、京都市内は火事の危険があるため花火大会はなかった。そこで花火大会開催の方法を調べたところハードルが高く、線香花火大会に方向転換した。それで、子供らと一緒に一斉に線香花火を灯して、ギネスに挑戦した。その結果、845人で14年の公認ブックに載った。

荒井 中谷さんの飲食人生は02年に夫婦2人で京都府庁前に「酒房あんじ」を開店したところから始まります。

中谷 15坪ぐらいの小さいお店で、36歳の時に独立した。今は30代で活躍されている経営者もたくさんいるので、私は遅い方だろう。

荒井 当時でも早い方ではありませんでしたか。

中谷 TSUBASU会のメンバーには、20代で独立した人がたくさんいる。私はサラリーマンの家の子供で、世の中も知らないボンボンだったので、飲食店を始めると言っているだけだった気がする。紆余曲折があり、36歳になって下の子どもが小学生になったら始めようと覚悟を決めて店を出した。

「夫婦2人でこの居酒屋を一生続けていく」というつもりで始めたが、10年後には5店舗に広げると嫁さんに話していたようだ。

ただ、当時は朝から市場に仕入れに行き、ランチ営業後にはチラシを配りに行くという毎日で、多店舗展開するということが全然ピンと来ていなかったし、今思えばただ漠然とした感じだった。

荒井 そんな1店舗目が15坪で月商400万円を売り上げる繁盛店になった。しかし、すぐ近くに4倍の広さの大型居酒屋ができ、売上半減という目にあいます。都を中心に居酒屋をチェーン展開している企業で、勉強のため3年間働いた。そして独立した所、その企業が、うちの4倍ぐらいの大きさの店を10m横で始めた。

今でも覚えているが、社長が来て……

2002年、京都府庁前に開業した《酒房あんじ》

 

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