9月5日号の日本外食新聞は

★外食産業を動かす人々

独立しうどんと居酒屋の二毛作展開
高CP和食ファミレスで勝負に出る

いろはにほへと 代表取締役 江波戸 千洋 氏

 

■9月5日号の主な内容
★トップ記事

人気市場がコロナ禍でさらに競争激化
ラーメン業界の新潮流を追う!!

《倫道》のサバを丸ごと使用した〈炭火焼濃厚中華そば 鯖〉定食

「立喰い焼肉 治郎丸」や「炭火焼干物定食 しんぱち食堂」などのヒット業態を次々に展開していった、いろはにほへと(東京・田町)代表の江波戸千洋さん。15年ほど前から、和食ファミリーレストラン(FR)を展開したいと考えていた。江波戸さんは言う。

「人口構造のボリュームゾーンが今後高齢化していくと、シニア世代の受け皿となる和食FRは今後売上増が期待できると考えた」

これまでの和食FRは、各メニューの専門性がないわりにコストパフォーマンス(CP)が悪い。そこで単品料理それぞれの品質を上げ、低価格でありながらCPがいい和食FRの立ち上げを考えた。十割蕎麦や刺し身と同様、ラーメンもメニューの一つとしてラインナップしていた。「ラーメンはもはや和食ではないか。人気も盤石だ」と考えていたからだ。

ところが、予期せぬハプニングが襲う。新型コロナウイルスだ。飲食店が感染拡大の一因として槍玉にあげられ、時短営業や休業を余儀なくされた。江波戸さんは和食FRの研究を一時停止したが、コロナ禍においてもラーメンは変わらぬ人気を維持しているのを見て考えた。

「ラーメンは基本的に黙食が可能な業態だし、コロナ下でも強い」

そこでラーメン店出店の構想を練り上げながら、東京・新橋に以前は焼きとん業態だった空き物件を見つけ、2010年12月20日に「炭火焼濃厚中華そば 倫道」をオープンした。同店の売りは、炭火焼きにしたサバやアジなどの魚介を頭から内臓、えらまで文字通り丸ごとスープにした濃厚なラーメンだ。

これまでにも魚介系ラーメンとして煮干しや貝出汁などを使用したものはあるが、魚を全て使ったメニューは極めて珍しい。それにしても、なぜこのようなスープにしたかを聞くと、江波戸さんはこう説明する。

「和食FRのメニュー開発で分かったが、うどんやそばのつゆに出汁を取り続けていると、どうしても味や濃さなどにブレが出てしまう。それを無くしたいのと、ラーメン店を出すなら、斬新な業態で1つのジャンルになりうるメニューを出したかった。そこで濃厚な魚介の味を提供できたらと考えた」

最初はあごだしラーメンで行こうと考えていた。人気つけ麺店「六厘舎」の創業者である三田遼斉さんに相談したところ……

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