9月10日付の外食日報は

●「肉」×「ボリューム」訴求で集客底上げ

大手外食企業などが展開する飲食店で、「肉」と「ボリューム」の組み合わせで訴求する商品提案が活発だ。この時期は例年、多くの飲食店が秋が旬の食材を使った商品提案に力を入れる中で、男女を問わず人気の食材である「肉」と、「常に一定の需要が見込める」(大手外食チェーン)という「ボリューム」の提案を組み合わせた動きだ。「肉」「ボリューム」といった集客面での実績のある要素の組み合わせが、食欲の秋に向けどう消費者に響くか注目となる。

●「宣言延長もその後行動制限緩和へ」に外食の声は

政府は21都道府県に対して12日までで発令中の緊急事態宣言について、首都圏(東京・埼玉・千葉・神奈川)や大阪、福岡などの19都道府県で期限を30日まで延長する方針を固めた(9日昼時点の情報に基づく、以下同)。延長しない2県(宮城・岡山)は…

●第一興商はバーチャルレストラン展開に拍車

「ビッグエコー」ブランドのカラオケルーム大手で飲食事業も手掛ける第一興商が、飲食事業でコロナ禍を切り抜ける売上確保策としてデリバリーを強化している。デリバリー専門のバーチャルレストランブランドを1年前から開発し、トレンドを押さえる姿勢で現在は30ブランド超をそろえて、「順調に関連売上を伸ばしている」(同社)。13日には台湾グルメシーンで人気高まるフルーツティーの専門店も立ち上げる。