9月9日付の外食日報は

●売上確保へ外食でテイクアウト企画ラッシュ

12日に期限となる21都道府県への緊急事態宣言について政府が、都市部を対象に宣言を延長し、宣言解除地域であっても「まん延防止等重点措置」に移行する方向で調整している(8日昼時点の情報に基づく)。対象地域では外食に対して店内営業の時短などが要請されてきた。外食店にとって引き続き店内売上を取りにくい情勢となることが見込まれることから、改めてテイクアウト対応が重要性を増す公算が大きい。競争も激しくなるなか、特にテイクアウト専用の企画がそろってきており、各社の意気込みがうかがえる。

●デルソーレがレストラン併設のアンテナショップ出店

世界各国のパンの製造などを手がけるメーカー事業と、飲食店運営の外食事業を展開するデルソーレは8日、東京・大崎に「デルソーレ」ブランドの商品を販売するアンテナショップと、同商品を使用したメニューを提供するレストラン(グリルハーベスター大崎店)を併設した「デルソーレSHOP大崎店」をオープンした。ピザやナン、フォカッチャ、トルティーヤといった幅広い商品をそろえて販売し、併設のレストランでこれらの商品を用いた料理も提供することで、「デルソーレ」ブランド商品の一層の需要拡大につなげる狙い。

●10月開業「ピーター・ルーガー」の東京店に予約殺到

ワンダーテーブルは10月14日に東京・恵比寿に立ち上げる予定の、米国・ニューヨーク発ステーキ店「ピーター・ルーガー・ステーキハウス 」の日本1号店「ピーター・ルーガー・ステーキハウス 東京」について9月8日、事前予約の対応余地を拡大した。同1日から予約を受け付けたがすぐに完売したための措置となる。日本では近年…