9月7日付の外食日報は

●外食企業で「アプリ」活用の販促施策賑わう

外食企業で公式アプリの会員を対象にした販促企画がにぎわっている。新型コロナウイルス感染症の影響で外出や外食を控える消費者もいる中、休眠顧客の掘り起こしによる来店客増加や、新たな固定客となり得る新規アプリ会員の獲得などを目的とした施策だ。

●バルニバービが「アスショク」でヴィーガン対応本格化

バルニバービは「アスリート食堂(アスショク)」ブランド業態(3店舗)でヴィーガン(完全菜食主義者)への対応に本腰を入れる。ブランドの持ち味としてアスリートを意識した本格派の健康的なメニューを追求している業態としてこれまでも一部で限定的に取り扱ってきた。環境保全のテーマも意識されて飲食ニーズの多様化が進んでいる状況を踏まえ、より取り組みを本格化する。

●FFの「月見」企画ラッシュで秋商戦が本番へ

外食業界における秋の風物詩とも呼べる、たまごを月に見立ててお月見の印象を訴求する「月見」メニューの企画が、今年もファストフード(FF)業態を中心に相次いでいる。「秋といえば『月見』というほどに今や重要なテーマとなっている」といった声も聞かれ、各業態が定番品に新作も交えながら企画に注力。一方で中食業界でも力が入っており、コロナ禍における食のボーダレス化が進んで競争環境も厳しくなるなかで動向が注目される。