8月5日号の日本外食新聞は | 外食産業新聞社

コロナ教訓に４事業偏りない成長へ
飲食と弁当事業ノウハウ相乗効果を

クロールアップ代表取締役　及川大生氏

コロナ打撃からの逆襲――クロールアップ（宮城・仙台）の事例
保育園向け惣菜事業が今秋本格始動!!

７月に第１期グランドオープン、９月に完全グランドオープン予定のベーカリーカフェ《土樋（つちとい）パン製作所》

コロナ一巡目の昨年９月、クロールアップ代表の及川大生さんは、新規事業の一つである「お迎え惣菜.com」の始動に向け、宮城県仙台市内の三つの保育園で惣菜の試験販売を開始した。

この「お迎え惣菜.com」は、朝９時までに保護者が好みの惣菜をＬＩＮＥで発注・決済すると、子供のお迎えの際に、保育園でその惣菜を受け取ることができるという仕組みだ。

試験販売の期間中は保育園側が注文をとりまとめ、ファクスでクロールアップに発注し、料金も園がまとめて振り込む方法で行っていた。仙台市内にあるクロールアップの弁当工場を活用して製造・配送するというスキームだ。できた惣菜類は14時30分から保育園に向けて配送をスタートする。

コロナ禍前まで、同社は①キッチンカー②コンサート向けのケータリング③飲食④社食・学食──の４本柱で会社を回していた。そのどれもが壊滅的な打撃を受けた。中でも……

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