7月16日付の外食日報は

●ファミレスやカフェで「スイーツ風かき氷」投入相次ぐ

夏の暑さが本格化し、関東など各地で日中の最高気温が30度を超える日も増えてきた中、ファミリーレストランやカフェ業態で夏の「かき氷」商品の提案が活発だ。近年はふわふわとした氷を用いるなど氷の質で訴求する動きが多い中、スイーツ風に仕立てたかき氷など独自性を追求した商品で需要獲得に臨む動きも多くなってきている。夏の定番であるかき氷は、食後のデザート利用やランチピーク後のアイドルタイムの集客などにつながるアイテムとして経営面での貢献も期待できるもの。今年も人気シリーズの新作や新開発の商品投入など、各社各様の提案が花盛りを迎えた。

●すかいらーくHD、「バーミヤン」北海道再進出

すかいらーくホールディングスはこのほど、中華ファミリーレストラン「バーミヤン」で、北海道での出店は13年ぶりとなる「バーミヤン 札幌白石本通店」(北海道・札幌)をオープンした。追って17日には、同じ敷地内でから揚げ専門店「から好し」を北海道初進出の形で出店する。

●大戸屋は小売り事業の育成進む

コロワイド傘下の大戸屋は今年2月に参入した小売事業が好調だ。出汁へのこだわりを主力の定食チェーン「大戸屋ごはん処」以上に追求した、ワンランク上質な惣菜店「大戸屋 おかず処」を百貨店(デパート)の地下食料品売場(デパ地下)立地などに期間限定で出店しているもの。引き合いも増えるなかで出店ペースを上げてきており、直近では15日、「アトレ川崎」(神奈川・川崎)に出店した。