7月15日付の外食日報は

●東証市場再編は上場外食の成長可能性にも影響

東京証券取引所(東証)が来年4月に株式市場を再編する。現在の5市場区分から、上場基準が厳しい「東証1部」よりさらに選び抜かれる形の「プライム」など3区分となるもので、来年1月の最終確定を前にこのほど各市場への適合状況が各社に通知された。現時点では東証1部上場企業の約3割は「プライム」上場基準に未達で、業績の成長可能性を高めることなどで時価総額を上げるといった改善が求められる。市場再編は上場企業が改めて「品定め」される機会。90社程度ある東証上場の外食関連企業も例外ではない。

●ダイニングイノベーションGがチキンバーガー市場参入(下)

ダイニングイノベーショングループのすみれが20日に1号店をオープンするチキンバーガー専門店「Doo Wop」(東京・代官山)では、看板商品のチキンバーガー(税込290円~・以下含め価格は税込)に使用するチキンと、それに次ぐ注力商品のフライドチキン(腰と脚の2種の部位で各240円)でチキンを揚げる調理機器を変えていることも「こだわりの一つ」(すみれ・湯澤忠則社長)とする。

●プロントが都内7店舗の夜を「のんあるキッサカバ」に

プロントコーポレーションは、政府による緊急事態宣言が発令されている東京都内の「PRONTO(プロント)」7店舗(銀座コリドー店・ムスブ田町店・大手町OOTEMORI店・池袋西口公園店・エキア池袋店・亀戸駅店・青山店)の夜営業(通常17時から、店舗により異なる)についてこのほど、ドリンクはノンアルコールのみを提供する夜業態「のんあるキッサカバ」としての営業を始めた。