7月12日付の外食日報は

●麺類チェーンが麺の「喫食時品質」で需要掘り起こし

ラーメンなどの麺類チェーンが、麺の品質で利用客に訴求する動きが広がっている。コロナ禍で台頭しているテイクアウト・デリバリー需要を睨んだ施策を中心に、店舗の麺自体を新しいものに切り替える企業もある。メニューに対する評価の決め手ともなる麺への取り組みが、コロナ禍で注目されるテイクアウト需要の取り込みを含め、どう売上に寄与していくか注目だ。

●甲羅は「新しい生活様式」への対応を急ぐ

名古屋メシ業態「赤から」236店舗(直営48店・FC188店、6月末時点)などを展開する甲羅(愛知・豊橋、鈴木雅貴社長)が、コロナ禍における環境変化への対応を急いでいる。「密」回避の流れから夜を中心に店内飲食需要が減る半面で、テイクアウトやデリバリーなど「店外飲食」のニーズが高まる「新しい生活様式」に即した動きだ。

●モンテローザは店舗・工場とも衛生管理が進展

モンテローザは店舗、工場にわたり衛生管理レベルの強化が進んでいる。製品の安全性確保に向けた衛生管理手法であるHACCPの考えを採り入れた動きで、店舗については物流関連機器レンタル大手ユーピーアールが開発した衛生管理システム「UPR HACCP」について…