7月9日付の外食日報は

●ワタミは「から揚げの天才」の攻め手緩めず

ワタミはから揚げ業態「から揚げの天才」で新たな拡大戦略を打ち出した。FC展開も背にこのほど早期に100店舗体制を構築したなか、200店舗に向けて新たな低投資のFCパッケージを開発した。競争激化への対応としての商品拡充や、中国進出も決めた。東京では緊急事態宣言再発令が決まる(関連記事3面)など外食産業全体が苦境に置かれるが、コロナ禍の時流にも対応した業態だけに育成の手は緩めない。

●東京都に緊急事態宣言再発令、再び酒提供停止に

政府は新型コロナ対策の緊急事態宣言について、12日から東京都に発令することを決めた(7月8日夕時点の情報に基づく、以下同)。発令期間は8月22日まで。東京都では7月11日までの予定で「まん延防止等重点措置」がとられている中、同じく7月11日までの予定で緊急事態宣言が発令中の沖縄県(8月22日まで宣言延長)とともに東京都も宣言対象地域となる。

●ラーメン「どさん子」が「梅光軒」と初コラボ

JFLAホールディングス傘下のアスラポートは5日から、「どさん子」(7月8日時点約120店舗)を中心とするラーメンブランド約30店舗で、オーシャン(北海道・旭川、井上雅之社長)が国内・海外で手がける旭川ラーメン店「梅光軒」とのコラボレーションメニュー〈旭川鮭節醤油ラーメン〉税込950円を発売した。「どさん子」による「梅光軒」とのコラボメニュー企画は初。5日時点で未発売の「どさん子」FC店でも順次導入していきたい考えだ。