7月7日付の外食日報は

●外食企業が「コト消費」訴求で自宅の食事需要開拓

外食企業が家庭の食卓に進出する「おうち需要」獲得の動きが改めて目立ってきている。店の味を自宅で楽しませる食材や食材と調味料のセットなどに加え、揚げる・焼くなどの調理体験を付加価値として提案する「コト消費」訴求に動く企業も多い。コロナ禍での生活様式の変化を意識して自宅の食事など「店外売上」の獲得に努めながら、企業によっては本来の需要獲得の場である実店舗への来店につながる仕掛けも講じるなど、各社がさまざまな意図を持って「おうち需要」にアプローチしている。

●ピエトロがレストラン事業巻き返しへ旗艦店強化

ピエトロは10日、地元の福岡市内をはじめ主に九州エリアでパスタを中心としたレストラン31店舗を展開するレストラン事業の旗艦店である、本社ビル1階の「ピエトロ本店 セントラーレ」を7年ぶりに全面リニューアルする。同社はコロナ禍にあって巣ごもり需要増からドレッシングやパスタソースなど物販事業が伸びる半面でレストラン事業は厳しいが…

●JR東日本グループとfavyがサブスクサービスで協働

JR東日本グループの東日本旅客鉄道および飲食店運営などを手掛けるJR東日本クロスステーションはこのほど、サブスクリプション(定額制)サービス開発のfavyとの協働で、Suicaの通勤定期券利用者向けのサブスクリプションと割引サービスの実証実験を始めた。JR東日本グループは今春から、駅を交通拠点から暮らしの拠点としてより活用されることを目指して「Beyond Station構想」を推進中。そのなかで…