7月2日付の外食日報は

●異業種による外食事業への意欲はやまず

外食を本業としない異業種の企業が外食事業に依然意欲的だ。コロナ禍前に参入していた企業ではここにきて多店舗化の準備をしている動きもあり、既存外食企業の多くが守勢にある状況とは対照的。本業の知見も活かした独特なアプローチに各社手応えを得ていることが背景にあり、異業種から吹き込まれてくる新鮮な風が外食市場再活性化のヒントをもたらすことも考えられる。

●F&Lが「京樽」「スシロー」複合のテイクアウト店試す

回転寿司「スシロー」のFOOD & LIFE COMPANIESは、「スシロー」と子会社京樽の持ち帰り寿司店「京樽」を複合したテイクアウト専門店を開発した。7日にテストとして東京、千葉で4店舗を立ち上げ、本格展開へ検証する。京樽を今年4月1日にM&A(企業の合併・買収)で子会社化して以降取り組んでいる、寿司業態ノウハウの共有などシナジーの追求が進んでいる。

●サイゼリヤが「サクッと食べたい」ニーズ対応第2弾

サイゼリヤは6月30日にイタリアンレストラン「サイゼリヤ」のグランドメニューを改定し、短時間でサクッと食べたいニーズに対応する食事スタイル「Anytimeサパー」の第2弾として、ひき肉とハーブを腸などに詰めたイタリア料理「サルシッチャ」を使ったメニューの提案を始めた。