6月25日付の外食日報は

●21年3月期決算① 増収増益企業は全体の1割に満たず

外食関連上場企業の21年3月期決算が出そろった。対象47社のうち増収増益決算だったのはわずか4社にとどまった。2回の緊急事態宣言発令もあり、コロナ禍から外出自粛ムードが続いて店内飲食が一貫して厳しいなか、テイクアウトなど店外飲食の需要増への対応力が業績の明暗を分けた。

●テラス席活用した飲み放題プランがじわり台頭

焼鳥店やピザレストラン、ビュッフェといった幅広いジャンルの外食店で、テラス席などを活用した飲み放題プランなどを提案する動きが広がっている。6月20日をもって東京や大阪など9都道府県への緊急事態宣言が解除され、「まん延防止等重点措置」に移行した地域において条件付きで19時までの酒類提供が可能となったことを受けて実施しているもの。提供可能時間は短く、自治体によって酒類提供が可能なグループ客の人数や曜日などに制限はあるものの、需要の底上げと顧客ニーズへの対応を視野に、感染対策を施した店舗で自治体の要請に沿った形で提案している。

●「Eggs’n Things」が各国アレンジ〈ロコ・モコ〉提案

EGGS’N THINGS JAPAN(東京・六本木、松田公太代表)はハワイアンパンケーキレストラン「Eggs’n Things」で7月1日~8月末の期間限定で、ハワイの定番料理でかつ同業態の人気メニューでもある〈ロコ・モコ〉税込1190円のラインナップを拡大する。各国料理でアレンジした新作5品を追加するもの。