6月4日付の外食日報は

●今年の「父の日」はEC・テイクアウトに活路か

外食各社が6月20日(日)の「父の日」向け企画を相次ぎ投入している。昨年に続きコロナ禍で迎える格好となった今年は、外出自粛をはじめとした消費者の「新しい生活様式」を意識し、EC(通信販売)やテイクアウトを活用した提案が多い。今年から新たに「父の日」向け企画に乗り出した企業で想定を大幅に上回る販売数を記録している動きもあり、早めの仕掛けがどう成果に結びつくかも注目される。

●「タリーズコーヒー」が人気ドリンクのレギュラー化推進

タリーズコーヒージャパンが、「タリーズコーヒー」で人気の期間限定ドリンクをレギュラー化する動きを進めている。想定以上に反響がある期間限定商品が多く、通年販売とすることで最大限に売上獲得の機会を得ようという試みだ。

●松屋Fはバーチャルレストラン事業が順調発進

牛めし・カレー・定食チェーン「松屋」の松屋フーズが、既存店を調理拠点にしてデリバリー専門の業態を手掛けるバーチャルレストランの事業について本腰を入れ始めた。4月に同社として初の、ごはんをバンズ代わりにしたライスバーガー業態として立ち上げていた「米(my)バーガー/こめ松」について、「松屋」の三鷹店(東京・三鷹)と青葉台駅前店(神奈川・横浜)の2店舗を拠点としたスタートを経てこのほど首都圏の20店舗を拠点として追加した。