5月31日付の外食日報は

●ランチ業態「ステーキ五郎」で目的来店獲得に成果

DDホールディングス傘下で居酒屋やテーマレストランなどを展開するダイヤモンドダイニングは、ランチタイム限定ブランドや食事需要に特化した業態の開発を加速している。コロナ禍で時短営業要請や酒類提供飲食店に対する休業要請といった逆風が吹く中、売上高の底上げや新たな成長カテゴリー創出を目指す動きだ。好評を得てスピンオフ業態に発展したランチ限定ブランドもあり、居酒屋などのアルコール業態を多数手がけてきた企業のウィズコロナ、アフターコロナを見据えた戦略としても注目される。

●緊急事態宣言が9都道府県で6月20日まで再延長へ

政府はコロナ対策の緊急事態宣言について、9都道府県(東京・北海道・大阪・愛知・京都・兵庫・岡山・広島・福岡)において5月31日としていた期限を6月20日まで延長する方針を固めた(5月28日夕方時点の情報に基づく、以下同)。追って発令された沖縄と期限を合わせる。延長中も酒類を提供する飲食店には休業、提供しない飲食店には夜は20時までとする時短営業を求める。

●「かっぱ寿司」がシャリに山形県産米「はえぬき」採用

コロワイドグループのカッパ・クリエイトは28日、「かっぱ寿司」のシャリを山形県産ブランド米「はえぬき」を使用したものに変更した。品質向上の取り組みとして、回転寿司業界で一番の「うまい寿司屋」(田邊公己社長)を目指す施策の一環。同社では「お米マイスター」や鮪専門仲卸、著名店の寿司職人など外部の「プロ」ともタッグを組んで品質向上に向けた取り組みを進める考えがあり、今回のシャリに限らず引き続き「『うまい』の深掘り」(田邊社長)に注力する考えだ。