5月26日付の外食日報は

●トリドールHDは「丸亀製麺」と雲南ヌードル店を強化

トリドールホールディングスは3カ年構造改革計画下で2年目の今期(22年3月期)は、来期以降の再成長に向けた基盤構築に取り組む。「既存事業の維持・強化を最優先する」(粟田貴也社長)とし、将来の成長性が高い業態に集中する事業運営方針から引き続き国内では主力のさぬきうどん業態「丸亀製麺」への投資を継続。コロナ禍における環境変化に応じ中食需要の取り込みを進める。海外では堅調なアジア圏を中心に雲南ヌードル業態の展開に注力する。

●サンマルクカフェが東京・銀座に上位ブランドを

サンマルクホールディングス傘下のサンマルクカフェは、「サンマルクカフェ」を多様化している。現在の消費者ニーズに鑑みた取り組みで、4月下旬に同ブランド初のテイクアウト専門店として大阪のJR天王寺駅改札内にオープンした「サンマルクカフェMICRO JR天王寺駅店」に続き、5月25日には新業態の「サンマルクカフェ+R(プラスアール)銀座みゆき通り店」を東京・銀座に出店。「サンマルクカフェ+R」(以下「+R」)は「サンマルクカフェ」にない商品もそろえ、備品や包材もシンプルかつ洗練されたデザインのものを採用した「サンマルクカフェ」の上位ブランドの位置付けとなる。

●JF調査4月度 前年同月比では売上増も「コロナ前」の8割にとどまる

日本フードサービス協会(JF)は会員社を対象にした21年4月度の
外食産業市場動向調査をまとめた(関連表9面)。同調査による4月の全店ベース全業態合計の売上高は、前年同月比136.7%(コロナ以前・一昨年比・前々年比などの記載がないものは以下すべて前年同月比)。客数は134.2%、客単価は101.8%だった。