5月20日付の外食日報は

●ゼンショーホールディングスは1年で成長路線復帰へ

ゼンショーホールディングスは今期(22年3月期)、連結経常利益は前期比70.2%増の207億8900万円と、2期ぶりの過去最高益更新を期する。前期はコロナ禍にあって店内飲食需要が低下する半面でテイクアウトなど店外飲食が選ばれやすくなる「ニューノーマル(新常態)」へ事業環境が変化。同社もそれへの適応に1年を要して前期は減収減益だったが、「すき家」で高まるテイクアウト需要を着実に取り込むなど消費者ニーズの変化に対応できており、今期は出店も加速するなど改めて積極的な事業展開を通じ、成長路線への復帰を鮮明にする意向だ。

●小田急電鉄が「下北線路街」に新商業エリア「reload

小田急電鉄(東京・新宿、星野晃司社長)は6月16日、開発を推進する「下北線路街」の下北沢駅と東北沢駅の中間に位置する「開発エリア11(洗練された個店が集まる次世代型の商業ゾーン)」に新たな商業空間「reload(リロード)」を開業する。「店主の顔が見える『個店街』」とするエリアで、全24区画のうち10区画が同日時点で開業。そのうち飲食関連は3区画(3店舗)が占める。小田急電鉄からのマスターリースを受けたGREENING(東京・恵比寿、桐川博行代表)が施設運営に当たる。

●ダイヤモンドDとトレタが焼き鳥業態を共同開発

トレタとダイヤモンドダイニング(DD)は、デジタルツールを基盤とすることで新たな体験と価値を提供することをコンセプトに現在開発中の居酒屋「焼鳥IPPON」の概要を、5月18日に開催したオンラインカンファレンス「FOODIT Live」で発表した。東京・大崎の既存店を業態転換し、今夏開店する予定だという。