5月18日付の外食日報は

●サンマルクHDが再起へ本格出店やテイクアウト強化

サンマルクホールディングスは「最悪期は脱した」(難波篤社長)との考えの下、今期(22年3月期)での業績回復を目指し、コロナ禍がもたらす立地ニーズの変化を見極めつつ効果的な形で改めて出店を積極化する。また、コロナ禍で需要が高まるテイクアウトへの対応に本腰を入れ、前期から進めてきた専門形態の開発、運営を本格化する。

●すかいらーくはコスト削減やコロナ対策で利益確保を

すかいらーくホールディングスは収益確保に注力する。コロナ禍の影響長期化により、このほど今期(21年12月期)の連結業績予想(IFRS)について売上収益を2850億円(前回発表予想は3100億円)に下方修正したが、営業利益予想は期初の50億円を据え置き。前期から継続して取り組むコスト削減効果や時短協力金の計上、デリバリー・テイクアウト強化といったコロナ禍の経営対策などにより、期初計画通り通期での業績黒字転換を目指す。

●モンテローザがバーチャルRでバーガー店を展開

モンテローザは、既存業態のキッチンを活用したバーチャルレストランの事業が進展している。コロナ禍で外食業界において店内飲食が厳しく特に居酒屋需要が低下しているなかで、同社は新たな客層開拓も見込みつつデリバリーやテイクアウトなどの店外飲食需要を取り込む動きに注力しており、バーチャルレストラン事業もその一つ。唐揚げ専門の…