5月13日付の外食日報は

●初夏シーズン企画は「新しさ」の提案続々

ファストフードやレストラン、専門店の初夏向け商品企画が動き出している。昨シーズンと同様にコロナ禍の影響が及んでおり、夜の営業時間短縮を余儀なくされる状況もあるが、各社は厳しいなかでも企画を講じ、「ディナーは取りにくいがその分ランチで巻き返したい」(専門店)など意気込んでいる。注目は、「新しさ」の訴求が顕著なこと。完全新作の提案はもちろん、恒例の企画でも新たな試みを採り入れており、売上の確保・拡大に向けた積極的な姿勢がうかがえる。

●「ブルースターバーガー」FC募集開始で多店舗化へ

ダイニングイノベーショングループのブルースターバーガージャパンは、テイクアウト・デリバリー専門のハンバーガー店「ブルースターバーガー」(東京・中目黒)の多店舗化に踏み出す。このほどFCマッチングプラットフォーム「フランチャイズハジメルくん」を導入し、FC加盟店募集を開始。同店は日本国内2000店舗を目指す新業態として昨年11月に立ち上げたもので、いよいよ多店舗化に向けた動きを進めることとなった。

●オリジン東秀が中華業態で「台湾シリーズ」投入

イオングループのオリジン東秀は19日から中華料理店「れんげ食堂Toshu」および「中華東秀」の全57店舗で、〈台湾ラーメン〉(イートイン605円・テイクアウト594円、以下含め税込価格)と〈魯肉飯(ルーローハン)スープ付き〉(同693円・同680円)の2品を期間限定販売する。名古屋などで人気の台湾ラーメンも台湾料理で人気の魯肉飯も過去に期間限定販売をしてきた人気メニューであり、今回は同2品を「台湾シリーズ」と銘打って同時に打ち出す。