5月11日付の外食日報は

●需要底上げへノンアルドリンクやフード拡充相次ぐ

政府の緊急事態宣言発出に伴う酒類提供飲食店への休業要請がある中、レストランや酒場業態などの飲食店でノンアルコールドリンクの提案や新たなフードメニューの投入といった対策が進んでいる。宣言対象地域における酒類提供飲食店への休業要請や、「まん延防止等重点措置」対象地域での酒類提供自粛要請といった強い措置がある状況下でも、需要の底上げにつなげていこうとする動きだ。各社が感染防止対策を徹底した店内で、「いまできる対策」に力を入れて現状の打開に取り組んでいる状況が散見される。

●グローバルダイニングに再び時短営業命令か

グローバルダイニングは10日午前、東京都の小池百合子都知事に対し、同社に予定されている新型インフルエンザ等対策特別措置法に関わる不利益処分(施設の使用停止・施設の使用制限の命令)に関する弁明書を提出した。同日夕方に長谷川耕造社長がソーシャルメディアを通じ、現在の東京が緊急事態であるのかという疑問、「営業時間短縮に係る感染拡大防止協力金」の不十分な補償、新型コロナウイルスについての考え方及びその対策についての疑問と不信、などを内容として提出したことを明らかにした。

●ロイヤルFSが「シェーキーズ」のからあげ提案を強化

ロイヤルグループのロイヤルフードサービスが、ピザレストラン「シェーキーズ」(20店舗)における、からあげ訴求の動きを進めている。洋風のからあげを提供するテイクアウトの新カテゴリー「カラアゲシェーキーズ」について既存店での導入を積極化。13日からは4店舗目の事例として「シェーキーズ渋谷店」(東京・渋谷)でも取り扱いを始める。