5月10日付の外食日報は

●「スシロー」のF&Lは非イートイン対応に本腰

回転寿司「スシロー」のFOOD & LIFE COMPANIES(以下、F&L)はwithコロナ時代で高まる非イートイン(テイクアウト・デリバリー)需要への対応に本腰を入れる。今期(21年9月期)の下期、専門業態の出店や関連サービスの拡充に注力する。ゴールデンウィーク中は「スシロー」のテイクアウト・デリバリーの売上比率が半分程度を占める店舗も出るなど、直近で従来にない形の売れ方もみられている。水留浩一社長は「今後も、イートインの売上は低いが非イートインの売上が高く推移することが起こり得る」とし、対応を急ぐ。

●緊急事態措置延長に募る外食業界の不安と不満

政府が新型コロナウイルスの感染拡大を受けて4都府県(東京・大阪・京都・兵庫)に発令中の緊急事態宣言について、新規陽性者数の減少を確実なものとする主旨で緊急事態措置の実施期限を5月11日から同月末まで延期する方針を固めた(7日夕方時点の情報に基づく・以下同)。併せて同12日から実施区域に愛知県・福岡県を加える。飲食店には引き続き強度の自粛が要請される。

●「タリーズコーヒー」が19日から初夏向け企画

タリーズコーヒージャパンは「タリーズコーヒー」で19日に初夏向け企画を始める。アイスドリンク3商品を強調。夏場の需要拡大につなげる。
1997年の日本1号店開設当時のレギュラー商品で、その後終売も2011年に復活し、以後夏季限定で販売してきた〈エスプレッソシェイク〉(トールサイズは税込638円)を改めて前面に押し出す。甘味を抑えめにしたのが…