5月7日付の外食日報は

●21年2月期決算 第1・4四半期中心にコロナ禍直撃

株式を公開している外食関連企業の21年2月期決算がまとまった。通年でコロナ禍が響いて上期までと同様に集計対象社の大半が前年同期比で2桁減収かつ減益・赤字。しかし、テイクアウトやデリバリー対応など施策を講じたなか、当初の予想値よりは減益・赤字幅を縮小させた企業もあった。

●グローバルダイニングが第1四半期決算受けて株価急騰

グローバルダイニングは今期(21年12月期)の第1四半期(21年1~3月)連結決算で売上高は20億4700万円(前年同期比20.6%増)、営業損益は1億9600万円の黒字(前年同期は3億3800万円の赤字)だった。通期予想(売上高60億~70億、営業損益は5億円の赤字~損益均衡のレンジ予想)に対して高い進ちょくとなり…

●FF・FRのGW売上は営業形態の違いもありまだら模様

今年のゴールデンウィーク(GW)期間(5月1~5日)のファストフード(FF)やファミリーレストラン(FR)各社の売上概況は、チェーンによってバラつきのあるまだら模様の結果となった。政府による緊急事態宣言が全国に発令されていた前年同時期と営業形態が変わっているなど、経営環境の違いも背景。消費者の外出自粛傾向が強く売上が最も厳しかった前年に比べて大きく伸びたチェーンでも、前々年に比べればまだ弱含みのところもみられるなど、依然コロナ禍の影響が続く結果となった。