4月27日号の外食日報は

●SFPHDは昼の売上獲得に注力して回復の道筋を

SFPホールディングスは、今期(22年2月期)に「昼間の売上を徹底的に上げる」(佐藤誠社長)構えだ。夜の居酒屋営業の環境が依然厳しいことを踏まえ、「磯丸水産」を軸に食事ニーズの取り込みを狙いとしたテイクアウトやデリバリーの対応、および新業態育成に一層力を注ぎ、収益確保と共に業績回復への道筋を付ける。

●外食企業でGWの「巣ごもり需要」睨んだ施策相次ぐ

コロナ禍の長期化に伴う外出自粛傾向が続く中、外食各社で「巣ごもり需要」の高まりを睨んだ商品施策投入が相次いでいる。そもそも4月下旬からのゴールデンウィーク(GW)期間を見据えて準備していた企画を中心に、このほど東京・大阪など4都府県を対象に発令された緊急事態宣言に鑑みて改めてテイクアウトを強化する動きも含めて、幅広い業態で自宅で過ごす時間向けの商品提案が活発化している。

●首都圏3県で28日から「まん延防止」適用区域拡大

緊急事態宣言が発令された東京に隣接する神奈川、千葉、埼玉の3県は、28日から「まん延防止等重点措置」の適用区域を拡大するとともに、酒類提供を終日停止することを要請。協力金の支給要件にも酒類提供停止を加えた。協力金は売上・事業規模に応じて1店舗あたり1日4万~20万円支給する。また、「まん延防止」適用外の県内市町村には5時から21時までの時短営業を要請し…