4月12日付の外食日報は

●壱番屋は環境変化に対応して収益回復へ

壱番屋は今期(22年2月期)、主力の「カレーハウスCoCo壱番屋」を軸にした売上伸長に取り組む。コロナ禍における需要環境の変化に対してよりきめ細かく対応する構えで、新サービスの導入も図りつつ店外飲食(テイクアウト・デリバリー)対応を強化。販売促進活動も改めて積極化しながら、業績回復につなげる。葛原守社長は「社会生活においてコロナで変わった部分については、全ては戻ってこない。そのため、ドライブスルーのある店舗を増やし、持ち帰り専用ロッカーを設置するなど、より利便性の高い店舗に変えていく必要がある」としている。

●平城苑がA5和牛100%パティのハンバーガー店を

焼肉チェーン「平城苑」や「秋葉原肉屋横丁」など国内32店舗、海外2店舗を展開する平城苑(東京・綾瀬、鏑木順之社長)は4月10日、A5和牛100%パティで作る同社初のハンバーガー業態「Wagyu Burger(ワギュウバーガー)」を、東京・日本橋の「コレド室町テラス」1階にオープンした。

●Globridgeは第2のデリバリー専用ブランド好調

居酒屋や食べ放題店などを展開するGlobridge(グロブリッジ、東京・赤坂、大塚誠代表)は、新たなデリバリー専門業態「韓国屋台momoチキン」の展開を拡大している。注文をオンラインで受け付けて商品を「Uber Eats」などの外部サービスを活用して配達するバーチャルレストラン(ゴーストレストラン)のブランドとして、先行して育成中のから揚げ店「東京からあげ専門店 あげたて」(6日時点で累計163店舗)に次ぐ第2の柱ができつつある。