4月7日付の外食日報は

●「復活」の仕掛けで話題と需要を創造

過去の人気商品を改めて訴求する動きが、ファストフードやレストランなどの今春商戦で目立っている。こうした「復活」メニューは当時に楽しんだ利用客のリピートが見込めるものであり、外食を控えてきた消費者を店舗に呼び戻すに十分な存在だ。依然コロナ禍にあるが少しずつ全般消費が改善に向かおうというこの時期に、話題性も備えて手堅く集客する、需要の盛り上げ役として重要性が高まっている。

●ダイヤモンドDが「九州熱中屋」関東全店の商品刷新

DDホールディングス傘下のダイヤモンドダイニングは、主力の九州料理居酒屋「九州熱中屋」の関東全36店舗でグランドメニューの刷新および価格改定を実施した。4月1日からの価格の総額表示への切り替えに伴い実施したもの。コロナ禍で利用客の少人数化や店の使い方に変化が見られる中、主力メニューの値下げや料理の小ポーション化などによって利用客にとっての「使いやすさ」やCS(顧客満足)を高める狙い。従来約4000円だった客単価は3500円程度になる見込み。

●一家ダイニングPが「にのや」多店舗化始動

一家ダイニングプロジェクトは12日、寿司居酒屋「寿司トおでん にのや」を東京・有楽町に立ち上げる。昨年6月に同・西新宿にオープンした和食酒場「おでんトさかな にのや」に次ぐ、「にのや」ブランド2号店との位置づけだ。