4月5日付の外食日報は

●「スシロー」のF&Lはシナジー重視でジャンル拡大

回転寿司「スシロー」のスシローグローバルホールディングスは1日、社名をFOOD & LIFE COMPANIES(以下、F&L)に変えた。「スシロー」にとどまらない業態展開を推進していることを踏まえた「新たな船出」だ。2日に会見した水留浩一代表取締役社長CEO(最高経営責任者)は「シナジーをつくりやすいこと」を主眼にジャンルを選び、業態を増やす考えを示した。

●政府の「まん延防止等重点措置」実施で外食の声は

政府は全国で初の「まん延防止等重点措置」適用を宮城県、大阪府、兵庫県に対して決めた。期間は5日から5月5日まで。対象エリアは、大阪府は大阪市、兵庫県は神戸市、西宮市、尼崎市、芦屋市、宮城県は仙台市。エリア内の飲食店に対して20時までの時短営業を要請し、感染防止の実効性を高めるため全ての飲食店への見回りを実施し、アクリル板や消毒液の設置など感染対策をチェックする。

●20年度飲食倒産はコロナ直撃の「酒場・ビヤホール」が過去最多183件

帝国データバンク(TDB)はこのほど2020年度(2020年4月~2021年3月)における飲食店事業者の倒産(法的整理かつ負債1000万円以上の案件)動向をまとめた。年間で715件と、前年度に記録した過去最高の784件を下回った。コロナ禍で厳しい事業環境にあって上半期は392件と過去最高を記録していたが…