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ハミングバード・インターナショナル 代表取締役 青木 聡志 氏
■4月5日号の主な内容
★トップ記事
東京・コミュニティキッチン板橋
飲食初心者が共同運営でフォローし合い腕を磨く
シェアキッチンの新しい形とは?
2021年2月1日、都営三田線の板橋区所前駅近くに、新しいコンセプトの共同運営型シェアキッチン「コミュニティキッチン板橋」がオープンした。運営するのは、飲食店開業の総合支援を行なうM&Aオークション(東京・東池袋、大桑一雄社長)と、東京・阿佐ヶ谷で肉バル「MEATMEAT MEET( ミートミートミート)」やキッチンカー5台を運営するFOOD GARAGE( フードガレージ/東京・阿佐ヶ谷、谷岡一久社長)だ。
「コミュニティキッチン板橋」が入店する前は、M&Aオークションが支援している会社が仕出し弁当店を展開していた。しかし、コロナ禍で企業からの注文が減少したためやむなく閉店。
M&Aオークションは当初、居抜きでの売却を考えていたが、設備や立地環境を確認した執行役員事業推進本部部長の大森智幸さんが、「ここでシェアキッチンが出来るのではないか」と方針を変更した。
板橋区役所前駅付近には住宅街が広がる。すぐそばには仲宿商店街があり、TVなどでよく取材されるハッピーロード大山商店街や、東武東上線の大山駅も徒歩圏内だ。同社の商圏調査では、同店を拠点とした半径3㎞以内に32万世帯・54万人が住んでいる。
昼間人口を加えると65万人で、デリバリー可能地域に池袋エリアも入るなど、それなりのマーケットがある。さらに店舗のすぐ近くには区役所や警察署、消防署といった公的機関が林立し、そこで働く人向けとしてもいけると踏んだ。
その際、前から取引があったFOOD GARAGE代表の谷岡一久さんと共同事業としてやってみようと話がまとまったのだという。キッチンカー事業が軌道に乗っており、大量の仕込みを行える拠点が必要だったこともあり、谷岡さんも1事業者として入居となった。
M&Aオークションが入居者募集をしたところ……
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