3月31日付の外食日報は

●外食企業がデパートの食品売場に進出

外食企業が新たな出店場所を求める動きが加速している。その一つが、デパート(百貨店)などの食品売場における中食業態の出店だ。飲食店運営で培ったノウハウや強みを活かした商品提案により、コロナ禍における新規事業や新たな収益獲得策としてチャレンジする動きが目立つ。現状は催事などの期間限定出店が目立つが、今後の常設店化を視野に入れる企業もある。各地で時短要請などの影響を受ける外食企業の経営にどのような影響をもたらすかに注目だ。

●ホットランド、「築地銀だこ」初のコンテナ使用ドライブスルー店

「築地銀だこ」のホットランドは4月1日、コンテナを使用した「築地銀だこ」初のドライブスルー店舗として「伊勢崎ドライブスルー店」(群馬・伊勢崎)を出店する。ドライブスルー利用のほかイートイン、テイクアウトにも対応。「築地銀だこ」仕様に加工した建築用コンテナをベースに…

●2月既存店売上は多くの企業が減収幅縮める

上場外食企業の21年2月度既存店売上高がまとまった(集計対象56社・関連表は8面に掲載)。前年超えは4社で前月と同数。前月と比べると、全般に比較数値は改善し、減少幅を縮小させたところが目立つ。増収幅を拡大した企業を含めると全体の7割に及んだ。外食企業は大半が前年2月から新型コロナ禍の影響を受け始めた。つまり当月は「コロナ2年目」入りの月であり、その分前年比でのハードルは低めといえたが…