3月19日付の外食日報は

●花粉シーズンのただ中で「対策食材」に関心

気温が高めで春めいた日が多くなり、花粉シーズンが本番に入っている。昨年よりも飛散が多い情勢にあって改めて花粉症に悩まされる人も多くなっているとみられるなか、食事での花粉症対策というテーマが外食業界でも改めて意識されるところ。こうした状況下で注目される食材を使った今春のメニュー企画が選好されてくる公算があり、注目が怠れない。

●「デニーズ」が4月から新たな代表メニュー2品を

セブン&アイ・フードシステムズは4月1日に「デニーズ」で春のグランドメニュー改訂を実施し、〈和風ビーフシチュー〉税込1299円と〈グリルチキンと焼き野菜のパワーサラダ〉同1208円の2品を「新・デニーズの代表メニュー」として打ち出していくことを決めた。「デニーズ」として幅広い客層の集客を図る方針のもと、人気カテゴリーの新作となる同2品を「今後1年間、売りのメニューとして提案していく」(同社)考えだ。

●初の時短営業命令、21日には緊急事態宣言解除

東京都は18日、新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言に伴う営業時間短縮要請に応じない外食店に対して時短営業命令を下した。時短営業が要請でなく命令となるのは初のことで、都は事前通知をしていた113店舗のうち、27店舗に絞り込む形で複数の企業に同日夕方までに通告した。