3月15日付の外食日報は

●差別化に拍車掛かるしゃぶしゃぶ食べ放題

しゃぶしゃぶ食べ放題大手チェーンの今春企画は、商品の差別化に磨きがかかっている。ウィズコロナで巣ごもり需要が高まるなか、せっかくの外食機会として家庭で再現しにくくイベント性も高い食べ放題が選好される傾向がみられ、最近ではレストランなどでもスポットで食べ放題企画を採り入れる動きが目立つが、専門店も意欲的だ。内容のグレードアップや拡充など魅力向上に余念がない。

●ワタミの有機農業テーマパークが4月29日開業

ワタミがかねてから岩手県陸前高田市で準備を進めていた農業テーマパーク「ワタミオーガニックランド」が、4月29日にオープンの運びとなった(3月28日にソフトオープンを予定)。東日本大震災で甚大な津波被害を受けた同市の中心市街地を農業で活性化させる取り組みが本格的に立ち上がる。同社は従来から自社農場による有機農業に取り組んでおり、農業関連事業が新たな段階に入る。

●松屋Fが常設店化も視野に初の弁当・惣菜専門店

松屋フーズは、初の弁当・惣菜販売専門店を立ち上げる。15日から7月31日の期間限定で、東京都多摩市の小田急マルシェ多摩センター内に「松屋・松のや惣菜小田急多摩センター店」を出店する。利用客の反応が良ければ今後、コロナ禍におけるテイクアウト需要なども考慮しながら常設店での出店も視野に入れる。