3月10日付の外食日報は

●4月1日の「総額表示」完全義務化へ大勢固まる

4月1日をもって、メニューやサービスの価格について消費税相当額を含めた支払総額を示す「総額表示」が完全な義務化となる。外食産業では税別のみ表記の企業・業態が少なくなかったが、今後は「税別+税込」の併記型が多くを占める見通しだ。

●大手で朝食時間帯向けメニュー提案が活発

外食チェーンで朝食時間帯のメニュー提案が活発化している。新型コロナ禍で朝の時間帯への注目が高まっていることなども背景。値ごろ感を意識したメニュー提案やリニューアル商品の投入、テイクアウト需要へのアプローチなど、企業ごとに特色ある提案が見られる。

●12月期決算③ 減収減益・赤字企業は8社

上場している外食関連企業の20年12月期決算・20年6月期第2四半期決算がまとまった。20年12月期の対象11社中、増収増益・黒字の3社以外では、減収減益は3社、減収赤字5社だった(本紙5日付参照)。増収としたが経常利益ベースで減益もしくは赤字だった企業は今回は0社。新型コロナウイルスの感染拡大を背景に、売上環境がいかに厳しい1年であったかがわかる。