3月9日付の外食日報は

●大戸屋が新グランドメニューを6月全店導入へ

コロワイドグループの大戸屋は「大戸屋ごはん処」(以下「大戸屋」)で新たなグランドメニューの導入を進める。9日に直営全店(約130店舗)に導入し、利用客の反応なども見ながら順次FC店にも広げる考え。6月中にはFCを含む全店に導入し、メニューリニューアルを完了する見通しだ。

●ワタミは焼肉軸に生産者応援企画でブランド力向上

ワタミは焼肉を軸とした外食事業で、生産者支援も打ち出しながら積極的な商品提案を行う。このほど注力業態「焼肉の和民」でA5ランク和牛の食べ放題企画を始め、居酒屋業態でも生産者応援企画をスタート。先行投資的な動きだが、1都3県(東京・神奈川・埼玉・千葉)における緊急事態宣言解除後の集客の最大化を見据えている。

●12月期決算② 増収増益企業は3社

上場している外食関連企業の20年12月期決算において、経常利益ベースで増収増益もしくは黒字を果たした3社は、日本マクドナルドホールディングス、アークランドサービスホールディングス、小僧寿し(売上高順、本紙5日付参照)。日本マクドナルドホールディングスとアークランドサービスホールディングスはいずれも連続の増収増益で、かつ期初時点での予想値を売上・利益とも超過した。小僧寿しは赤字決算が続いてきたが、このたび業績回復を果たした。