3月2日付の外食日報は

●ホットランドは「築地銀だこ」主体に店舗戦略を変革

ホットランドは主力のたこ焼店「築地銀だこ」の事業を中心に、業態のあり方まで手を入れる形で出店戦略を組み直した。コロナ禍で到来している「新しい日常」を踏まえ、時代のニーズに合った形でたこ焼以外にも品数を増やし、首都圏の商業施設主体から郊外ロードサイドにシフトするなど、M&A効果も発揮しつつ変革。「収益チャネル、収益構造を多層化する」(佐瀬守男社長)ことで今期(21年12月期)での業績回復を目指すとともに、中長期目標に掲げる1000億円企業への道筋を付ける。

●はなまるが「鶏千」のから揚げを全店導入

吉野家ホールディングス傘下のはなまるはこのほど、「はなまるうどん」「うまげな」「さぬき麺屋」「つるさく」で、同じ吉野家ホールディングスグループのスターティングオーバーが展開するから揚げ専門店「鶏千」のから揚げを全店に導入した。専門店のから揚げをメニューに採り入れることで、ブランド価値向上や集客力強化につなげる狙い。はなまるでは1月から順次導入してきた〈鶏千 から揚げ〉の全店導入に伴い、8~21日までから揚げの単品や定食、テイクアウト弁当を通常価格よりも安く販売するキャンペーンも「はなまる」など各ブランドで実施して利用客の来店促進を図る。

●大阪市は家賃によって協力金を4段階に分ける

緊急事態宣言が解除された6府県は、対象エリアや協力金などの変更はあるものの、3月1日から飲食店などに対して5~21時の時短営業の要請を継続する(関連表9面に掲載)。酒類提供について大阪府と福岡県は20時30分までとし、愛知県は時間を設定せずに21時に閉店できるようにオーダーストップすることを求めた。ほかの3府県は11~20時としている。