2月19日付の外食日報は

●物語コーポは将来見据え当初計画以上の投資を

郊外型食べ放題焼肉店「焼肉きんぐ」を主力とする物語コーポレーションは今期(21年6月期)の下期、店舗の魅力向上による集客増のための投資を加速する。加藤央之社長は「他社がなかなか投資できない、苦しい状況にあるからこそ差別化する一番のチャンスだ」といい、既存店改装投資は当初計画より10億円積み増すなど未来の成長のための基盤作りに力を傾ける方針を示している。

●ホリイフードが牛タン・馬肉の「うま囲」で新店

和風ダイニング「隠れ菴 忍家」などを展開するホリイフードサービスは24日、栃木・宇都宮に牛タン・馬肉専門店「うま囲 宇都宮池上オリオン通り店」をオープンする。ホリイフードサービスと同じくTBIホールディングスを親会社とするTBI JAPANが運営するラム肉・牛タン専門店「めり乃」監修の牛タンしゃぶしゃぶなどを提供する業態。「うま囲」としては埼玉・浦和に続く2店舗目で、牛タンを使用したテイクアウト商品なども用意して需要の取り込みを図る。

●力の源HDが「一風堂」での朝食需要取り込みに本腰

力の源ホールディングスは主力の豚骨ラーメン店「一風堂」で、朝食需要を取り込む動きに本腰を入れ始めた。平日限定で朝食時間帯も営業するとともに専用メニューを提供する動き。2月2日から「一風堂 浅草橋本舗」(東京・浅草橋)限定で始めたところ、「想定したよりも良い集客状況となっている」(同社)ことからほかの店舗にも拡大しており、現在は計5店舗で実施している。