2月16日付の外食日報は

●すかいらーくHDが高収益体制確立へ経営改革

すかいらーくホールディングスは今期(21年12月期)、連結業績の黒字転換を目指す。店内飲食をメインとしたこれまでの事業モデルがコロナ禍の影響を大きく受けていることから、「レストランチェーンから『食の総合型企業』への変革」を新たな経営方針に掲げ、外食事業を中心に中食や内食への裾野拡大に向けた施策を進める。今年以降を3つの段階(フェーズ)に分けた経営改革に着手し、第1フェーズとなる22年までの2年間で「高収益体制を確立していく」(谷真会長兼社長)とする。

●オーイズミダイニングが食事需要取り込み進める

オーイズミグループの食領域事業会社で居酒屋「月あかり」約30店舗を中心に展開するオーイズミダイニング(神奈川・厚木、大泉政治代表)が、食事需要の取り込みを強化している。このほど宮城県の東北新幹線発着駅、JR古川駅の至近にある「月あかり」を業態転換し、食事主体の2業態の複合店を出店した。

●サイゼリヤがキャッシュレス対応を改めて加速

サイゼリヤがイタリアンレストラン「サイゼリヤ」の国内店舗におけるキャッシュレス対応を改めて推進中だ。支払いに「VISA」などのクレジットカードおよび「Suica」など交通系電子マネーを利用できる店舗を増やしているもので、国内約1090店舗(15日時点)のうち現在は6割にあたる660店舗程度まで対応が進んでおり、ごく一部だがQRコード決済に対応する店舗もある。多様化する決済ニーズに即した動きとして今後も積極的に対応する方針だ。