2月9日付の外食日報は

●「家に居ながらにして外食気分」提案が白熱

外食店によるテイクアウトなど店外飲食対応のニーズが高まり、品質で差別化する流れのなかで、「家に居ながらにして外食気分」をどこまで味あわせるかにしのぎを削る状況がある。店の味・品質を維持あるいは極力再現した形で提供。外部環境が改善したときに利用客になる新規ファンの獲得にもつながる手段とみられ、成果に関心が集まる。

●「デニーズ」がテレワーク専用スペース初の打ち出し

大手外食チェーンで店舗の一部をテレワーク用スペースとして提供する動きが広がっている。これまでカフェチェーンを中心に有料のテレワークスペース提供などを始めていた中、新たにセブン&アイ・フードシステムズが展開するファミリーレストラン「デニーズ」が東京都内の2店舗で実証実験に着手。一般利用客とテレワーク利用客が混在しない客席配置にし、ファミリーレストランならではの「ドリンクバー」サービスなどによる差別化も図りながら、今後の導入店舗拡大を検討する。

●フライングガーデンがTV効果で第3四半期好内容

ハンバーグレストラン「フライングガーデン」のフライングガーデンが8日の株式市場での取引終了(15時)後に発表した今期(21年3月期)の第3四半期決算(20年4~12月)は、減収だが2ケタの増益だった。第2四半期決算(20年4月~9月)の赤字から一転。通期で赤字を予想していただけにポジティブサプライズとなる。