2月4日付の外食日報は

●「ヘルシー志向」の波にどう乗るのか

長引く新型コロナ禍で食事の巣ごもり消費傾向も続くなか、生活環境の変化から「コロナ太り」など体調を乱す人が増えるとともに、安全・安心や免疫力・腸内環境向上といった切り口を備えたヘルシーな食への関心も高まっている。10都府県で緊急事態宣言が3月7日まで延長となり巣ごもり消費が当面続く見通しにあるなか、ヘルシー志向がより強まり、対応する外食ブランドの動きが脚光を浴びそうだ。

●「イオンモール新利府 南館」開業で食テナント49店

イオンは3月5日、宮城県宮城郡利府町に商業施設「イオンモール新利府 南館」(以下「南館」)をオープンする。今夏リニューアルオープン予定の「同 北館」と県道8号を挟んで隣接する施設。約170の専門店のうち飲食店と食物販を合計した食関連テナントは49店舗が出店。「南館」と「北館」を合わせた「イオンモール新利府」の総賃貸面積は「弊社モールの中で3番目の大きさ」(イオンモール)の大型施設となる。

●小田急RSがフードデリバリー専門業態に本格参入

小田急線沿線のスタンドそば店「箱根そば」を主力とする、小田急グループの外食事業会社小田急レストランシステムがこのほど、フードデリバリー専門業態に本格参入した。実店舗ではなく、メニュー開発などの拠点としている東京・代々木の本社内に置くキッチンスペースを活用したゴーストレストラン方式による洋食デリバリー店「アボカドとジンジャーと。」を開業した。