2月3日付の外食日報は

●レストランでランチ需要切り拓く動き相次ぐ

レストラン業態でランチに焦点を当てたサービス強化の動きが急だ。このほど政府による緊急事態宣言の延長が決まり、各自治体が飲食店に求めてきた20時までの時短営業なども続く見通しとなった。事実上ディナー需要がほとんど見込めなくなっているなか、ランチでいかに売上を取るかがしばらく最重要課題の一つとなる公算がある。各社はランチ限定施策も講じ、関連需要の取り込みへ意気込んでいる。

●FTG Companyが新業態の餃子専門店「よしこ」

「大阪焼肉・ホルモン ふたご」や「GREENBROTHERS」など5ブランド85店舗を国内外に展開するFTG Company(東京・目黒、李純哲社長)は3日、東京・五反田に新業態「大阪餃子専門店よしこ」をオープンする。店名は創業者であるふたごの兄弟の実母・よしこさんにちなんだもの。店内、テイクアウト、EC(インターネット通信販売)を含め販売していく。「まずは1号店とECで(看板の餃子を)広げていく」(同社)考えで、別途店舗の展開についても検討していく構えだ。

●菅首相が緊急事態宣言の期間延長を表明

新型コロナウイルス感染症拡大防止を目的に7日を期限として発出されている政府の緊急事態宣言が、延長となることが決まった。2日夕方開かれた衆議院の議員運営委員会で菅義偉首相が表明した。栃木県は今回で解除するが1都3県(東京都・神奈川県・千葉県・埼玉県)をはじめとした10都府県で3月7日まで延長し、飲食店には20時までの時短営業対応が引き続き要請される見通し。これまでの外食業界による時短営業対応などがあるなかで感染者は減少傾向を示しているが、菅首相は「ここで何としても感染拡大に終止符を打ちたい」として決めた。