2月2日付の外食日報は

●レストランが自宅向け持ち帰り・デリバリー商品強化

ハレの日やパーティー需要も見込めるレストランなどで、消費者が自宅で楽しむためのテイクアウト商品を打ち出す動きが強まっている。家族など複数人で楽しめて、パーティー気分も味わえる商品などとして、メインやサイドメニューがセットになった商品を訴求する動きだ。長引く外出自粛下で普段のようなイートイン需要獲得が難しく、臨時休業を選ぶ店舗もある中、新たなテイクアウト向けセットの提案に乗り出す企業や、好評企画を継続して需要の取り込みを図る動きが広がっている。

●EGGS’N THINGS JAPANが「AIアバターレジ」稼働へ

ハワイアンパンケーキレストランチェーン「Eggs’n Things」を展開するEGGS’N THINGS JAPAN(東京・六本木、松田公太代表)は、IT(情報技術)システムにより外食店のサービス力を上げて利用されやすい店作りにつなげる「DX」(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みが進展している。AI(人工知能)を用いた非接触レジシステム「AIアバターレジ」について実証実験が終了。3日から実店舗への導入に入る。

●グルメ杵屋がデリバリー専門店を立ち上げ

グルメ杵屋がコロナ禍で高まるデリバリー需要の取り込みを強化する。1日、大阪本社内に同社初のフードデリバリー専門店を立ち上げた。3業態の複合型で始めており、「今後あらゆる形態を選択肢に最上のモデルを突き詰めつつ拡充する」(同社)構えだ。
普段から新メニューのテスト開発や研修などを行っている、本社1階のテストキッチンスペースを、デリバリーメニューを調理して配達バイクなどへの受け渡しなどを行う拠点「グルメ杵屋デリバリー専門店」にリニューアルした。