2月1日付の外食日報は

●テンアライドが「店外飲食需要」の取り込みに本腰

テンアライドがEC(インターネット通信販売)を軸とした「店外飲食需要」への対応に本腰を入れ始めた。自社ECの本格展開として昨年12月に立ち上げたECサイト「天狗キッチン」は本格化前と比べて売上が10倍超の規模で推移中。店内飲食が厳しいなかで自社工場・セントラルキッチンを活用して新需要を切り拓く試みが進む。自社店舗以外での飲食需要の取り込みについて吉田守取締役仕入部部長は「コロナ禍が終息しても変わらず必要となる」とし、新収益源としての確立、成長に意気込みをみせる。

●フードデリバリーサービスで海外勢が相次ぎ台頭

フードデリバリーサービス業界で、海外勢の動きが活発化している。米国発「Uber Eats」と日本発の「出前館」を主要プレーヤーとする市場にあって、中国発の「DiDi Food」をはじめフィンランド発の「Wolt」、韓国発の「フードネコ」といった新興サービスが攻勢を強める。海外ではフードデリバリー市場が日本以上に発展していることもあり、コロナ禍でデリバリーニーズが高まるなかで海外勢が触手を伸ばしている。各サービスはより利用されやすい料金体系を講じるなど後発の強みも発揮し、大手も巻き込み競争が激しくなってきた。

●「和食麺処サガミ」が和菓子「よし乃」併設店舗を

サガミレストランツは1月29日、愛知・名古屋に「和食麺処サガミ 志段味店」をオープンした。同・春日井などに複数の店舗を持ち、同じ愛知県が地盤の企業である、えがしら堂が運営する和菓子店「よし乃」を併設した店舗。サガミレストランツとして、同じ敷地内に他社企業の店舗を併設するのは「初めてのこと」(サガミレストランツ)になる。