1月29日付の外食日報は

●一人客や短時間の「サク飲み」需要対応も

外食の専門店チェーンなどで、一人客や短時間利用の消費者ニーズに対応する動きがある。外出自粛ムードや各自治体からの時短営業要請もある中、「おひとり様」や「一人でサクッと飲みたい」などの声に応えた商品などを拡充している。「いまの社会情勢で大々的に利用を呼び掛けることは難しいが、需要があるので対応している」(外食チェーン担当者)といった声もあり、各社が時短要請への対応によって営業時間に限りがある中、消費者ニーズへの対応を進めている格好だ。

●12月既存店売上は「Go To」効果剥落で再び苦しく

上場外食企業の20年12月度既存店売上高がまとまった(集計対象56社・関連表8面に掲載)。新型コロナ感染症の拡大状況と感染拡大防止としての外出・外食自粛ムードの動向に左右される状況が続く中、当月は前年比で増収とした企業(業態)が前月の11社に対し、6社と減った。全般的に前月に減収だった企業は軒並み減収幅を広げ、増収だった企業は増収幅を縮めた。前月は回復感がやや落ち着いていた形だったところに、再びの自粛ムードの強まりから状況が厳しくなった。

●「日高屋」がサイドメニューの新作〈バジル餃子〉を

ハイデイ日高は29日、「日高屋」で餃子の新メニュー〈バジル餃子〉(6個税込260円・3個税込140円)を発売する。人気の〈餃子〉(同230円・同130円)に新メニューを投入し、「選ぶ楽しみや食べ比べ」(同社)の機会を提案する狙い。当面の間販売し、レギュラー化するかどうかは販売状況をみて検討する。