1月22日付の外食日報は

●串カツ田中HDは「コロナの克服」で業績回復へ

「串カツ田中」の串カツ田中ホールディングスは今期(21年11月期)、「コロナの克服」を掲げてテイクアウト販売の強化や出店拡大などを実施し、業績回復を目指す。併せて小売業界との連携や世界展開など新たな事業展開も進める。貫啓二社長は世界展開について「百年に一度の危機の後には百年に一度のチャンスがある」と、将来成長への攻めも重視する姿勢を示す。

●グッドイートカンパニーが「食のエモーション・コマース事業」始動

「WIRED CAFE」などを運営するカフェ・カンパニーの楠本修二郎社長が代表を務めるグッドイートカンパニーは、名店の味を再現した商品などをオンラインで販売する「食のエモーション・コマース(EC)事業」や、食に関するオフラインコミュニティの創造、食産業のDX(デジタルトランスフォーメーション)支援などに取り組む。7800万人以上のdポイント会員基盤などを持つNTTドコモの協力も得て業界活性化や新需要創造に向けた新たな事業に乗り出す。

●有名シェフらが国の対策や支援の不公平に意見表明

日本の食文化を継承・発展させることを目的に、日本を代表する食の第一人者が集まり2020年9月に設立された一般社団法人食文化ルネサンス(茂木友三郎理事長)は1月20日、今回の時短営業の要請や協力金給付など一連の動きについて、飲食店の現状を知ってもらい今後に役立ててほしいとして「コロナから飲食業を守る!緊急記者会見」を開き、5つの提言を発表した。