1月20日付の外食日報は

●通販サイトで想定超の需要獲得する企業も

政府の緊急事態宣言発出によって外食需要の落ち込みが想定される状況下、外食企業で改めて通信販売(EC)への注目が高まっている。店内飲食以外で売上を獲得できる機会として、新規で参入する企業や、昨年来のEC施策を強化する取り組みが進む。外出自粛や時短営業の影響で失った売上を通販だけで補うことは難しいが、通販で想定以上の需要を獲得する企業もある中、昨年の緊急事態宣言下のように新たな参入企業などが見られる状況だ。

●「ジョリーパスタ」で秋冬定番商品を持ち帰り可に

ゼンショーホールディングス傘下のジョリーパスタはパスタレストラン「ジョリーパスタ」で、秋冬に恒例で取り扱っているスープパスタメニューのテイクアウト対応に乗り出した。1都3県(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)の店舗で始めており、21日からは全店に広げる。

●パートナーズDやFar Yeast Brewingがワークスペースに特別プラン

コロナ禍による来店客減少を補うため、飲食店の空席をワークスペースとして提供する店が徐々に増え始めている。ただ、スタッフの負担を軽くするため、サービス提供は抑える傾向が一般的だ。そんな中、その店ならではの付加価値をプラスして差別化を図る事例も現れ始めた。GYRO HOLDINGSグループで「北の家族」などを展開するパートナーズダイニング(東京・新宿、中村英樹社長)が運営する「ワインバルESOLA 新宿店」(95席、席数は通常営業時のもの)は…