1月13日付の外食日報は

●テイクアウト重視の流れで「恵方巻」に熱い視線

回転寿司チェーンを中心に節分の日(2月2日)に向けた「恵方巻」商品の予約販売が動き出した。恵方巻企画は元々外食店が売上を取りにくい2月における、売上底上げの起爆剤としての役割を担う重要な存在。とりわけ今年は新型コロナ禍にあって、外食店は1都3県などで20時までの時短営業が要請されるなど店内飲食はより厳しく、いかにテイクアウトなど店外飲食対応でカバーできるかが焦点となっているだけに、テイクアウト商品としての恵方巻の存在感が際立つ。

●時短営業響く飲食店の取引先にも一時金支給へ

梶山弘志経済産業大臣は12日に会見し、今般の緊急事態宣言再発出を受けて20時までの時短営業対応を行う1都3県の飲食店の取引先事業者に一時金を支給する旨を発表した。関連の制度設計を行って早期実現を図る。

●居酒屋は時短営業に加え臨時休業の動きも

政府による1都3県(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)への緊急事態宣言が発出され、各自治体から営業時間短縮の要請が出されている中、外食各社が順次対応を進めている。大手企業では各自治体の要請に従い運営する方針がほとんどの中、時短営業ではなく一時休業を選ぶ動きも出てきている。休業は各自治体の要請に基づく夜の営業時間の短さや感染拡大防止に鑑みたもので、特に居酒屋では一時休業も目立つなど企業によって対応が一部分かれている。