1月12日付の外食日報は

●緊急事態宣言受けて外食各社が対応に動く

政府による緊急事態宣言を受けて、1都3県(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)は、新たに時短営業要請と協力金の詳細を順次発表。8日時点で各自治体で異なる内容(関連表は10面)であり、外食各社はしっかりと詳細を把握して対応に動く必要に迫られている。

●昼需要の深掘りへ重要度高まるスイーツ

外食業界でスイーツの重要度が高まりそうだ。1都3県で全飲食店が20時までの時短営業を要請され、ほかの地域でも同様の対応が求められてディナー営業が半ば無力化される流れが進むなか、いかに昼間の売上を取るかが焦点。ランチタイムやカフェタイムで出番が多いスイーツはカギになり得る。バレンタインデー商戦でも期待がかかる商材だけに、当面は企画に注力すべき状況が続きそう。各社の最新のスイーツ企画にも熱がこもっている。

●サントリービール 〈プレモル〉は「神泡」による飲用時品質訴求

サントリービールは2021年、業務用で、ビール固有の価値と位置付ける「泡」にフォーカスした「神泡」プロモーション活動に注力する。
コロナ禍で消費者が飲食店を利用する頻度や来店時の滞在時間が減っている中、飲食店で飲むビールが「これまで以上にかけがえのない一杯になる」(サントリービール・西田英一郎社長)との考えから、引き続き飲用時品質の強化、向上に取り組む考え。