1月7日付の外食日報は

●「店内に近い味」へ容器軸の品質アピール拡がる

外食店の店内飲食を取り巻く環境が厳しさを増し、店外飲食需要に対応する重要性が高まっている。各社が力を注いでいるのは提供品質の追求だ。特にテイクアウトでは経時変化に対応して容器を工夫するなど、店内に近い体験をいかに提供するかの取り組みが大手以外にも広がっている。

●セブン&アイ・FSが「デニーズ」で季節メニュー投入

セブン&アイ・フードシステムズは12日から「デニーズ」で、この時期定番のいちごを使用したデザートを販売する。いちごのデザートは、「デニーズ」で人気のフレッシュフルーツを使用したデザートの中でも「安定して高い支持を得ている」(同社)商品。今年は昨年好評だった福岡県産限定の希少な苺「あまおう」をメインに使用する。濃い甘味やほのかな酸味を特徴とする…

●アサヒビールが〈スーパードライ〉樽生品質向上に注力

アサヒビールは今年、業務用の施策として、昨年にも増して〈スーパードライ〉の樽生品質の向上に注力する。塩澤賢一社長は「昨年、テイクアウトのお手伝いや友好企業に対しての弁当斡旋などを通じて外食産業への支援を行ったが、長続きしなかった。それよりも、店に来て頂いたお客さんに今まで以上においしい生ビールを飲んでもらうことが我々が継続的にできるサポートだと気付いた」とし、今年は昨年にも増して樽生品質を磨くことに集中していく旨を明らかにした。