12月22日付の外食日報は

●ギフトは今期の業績V字回復から中期成長へ

横浜家系ラーメン大手のギフトは今期(2021年10月期)からの中期経営計画を推進する。今期での業績V字回復から、再成長路線入りを明確にする構え。出店は「ロードサイドを中心としつつ、多く物件が出ている駅近の好立地の出店も増やす」(田川翔社長)として引き続き積極化しつつ、商品やオペレーション、製造・物流それぞれを磨き込んで店舗当たりの収益性も高める。

●安楽亭がコース刷新で「顧客満足」追求

安楽亭はこのほど、焼肉店「安楽亭」のコースメニューを刷新した。6種あったコースメニューの構成を、新たなコースも投入した上で全5種に変更。従来は大人数の利用を意識したコースがメインだったが、新型コロナ禍における飲食店利用者の少人数化なども意識したコースメニューの構成に変えた。コースメニュー全体の内容、構成を見直したことで「より満足してもらえる内容にした」(同社)と強調する。

●アレフは出店余地広げる新業態育成が順調

アレフはレストラン新業態「Dishers(ディッシャーズ)」が順調だ。主力のハンバーグレストラン「びっくりドンキー」の新コンセプト業態としての立ち上げから半年。女性によるカフェ使いなど「びっくりドンキー」とは異なる需要の取り込みも進み、非接触の仕組みなど時流に乗った部分も評価されて「これまでとても良い反響を得ている」(同社)という。このほど、年末年始需要をにらんでブランド初のグランドメニュー改定も実施。新たな収益源としての確立に向けた育成に力を入れる。