12月18日付の外食日報は

●ロードサイド立地に外食各社が熱視線

外食チェーンの出店先として、ロードサイド立地への関心が高まっている。コロナ禍で感染症対策を意識した「新しい日常」が広がっている中、「ロードサイド店は車などで来店し、サッと食べられる点を評価する利用客も見られる」(中堅外食チェーン)状況下で、店舗数の拡大や新たな店舗モデルによる検証に踏み出す企業も多い。ファストフードやレストラン、もともとは居酒屋として展開してきた業態のファミリーレストラン(FR)型モデルなど、今後の出店余地や新たな客層の獲得も見込んだ幅広いジャンルの業態による出店が進んでいる。

●オーイズミダイニングが食事業態に本格進出へ

居酒屋「月あかり」約30店舗を主力に展開するオーイズミダイニング(神奈川・厚木、大泉政治代表)が、食事業態への本格進出を視野にこのほど、食堂の新業態「海鮮食堂 なぎ」を立ち上げた。居酒屋を主体に手掛けるなか、コロナ禍で居酒屋需要が低迷している時流を踏まえて開発。「成果が得られれば多店舗化を積極的に検討したい」(同社)として検証に入った。

●関門海が年始商戦にかけてフェアで攻勢

とらふぐ専門店「玄品」の関門海がフェア攻勢をかけている。今年でのブランド創業40周年を記念し、出荷量が減った生産者の支援もテーマによりリーズナブルな形での商品を提案することでふぐ食をよりカジュアルにし、利用客の増加につなげる狙いがある。