12月17日付の外食日報は

●コンビニメニュー監修の動き広がる

外食業界でコンビニエンスストアの飲食メニューを監修する動きが勢いを増している。外出自粛ムード広がるコロナ禍にあって店内飲食以外の販売チャネルを活用する一環で、中食へのアプローチを強化している表れだ。全国規模のコンビニでのブランド露出による認知向上などの効果が期待される取り組みで、注目はコンビニ側も競争力強化のために外食ブランドを求めていることだ。そのため今後も需要が盛り上がることは必至。外食業界にとって将来の巻き返しにつながる営業施策として、目が離せなくなっている。

●アントワークス、持ち帰り・宅配専門店拡大へ

アントワークスは17日、主力の丼ぶり業態「伝説のすた丼屋」で初のテイクアウト・デリバリー専門店「伝説のすた丼屋 青戸店」を(東京・青戸)立ち上げた。コロナ禍で店内飲食需要が低下している環境に対応。「当面、出店はイートインを持たないこのタイプを優先する」(同社)方針だ。

●SFPが「磯丸水産」と宅配ブランドのコラボ出店

SFPホールディングスは19日、海鮮居酒屋「磯丸水産」の相模大野店(神奈川・相模大野)を、自社の宅配専門店ブランド「うなぎの岡島」とのコラボレーション店舗としてリニューアルオープンする。「食事メニューに注力して運営していく」(同社)考えから、「うなぎの岡島」のメニューをイートインでも食べることができる店舗としてオープンするもの。通常の「磯丸水産」のメニューも提供する。